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【マンガ】【異世界おじさん】第4話感想。冷たい瞳を持つ伝説の末裔。

1、異世界おじさんとは

 

17年間の昏睡状態から目覚めたおじさんは、異世界「グランバハマル」からの帰還者だった……。現実→異世界→現実と渡り歩いたおじさんと、甥っ子たかふみによる、新感覚異世界&ジェネレーションギャップコメディ!

引用元:ComicWalkerより(KADOKAWAが運営している無料コミックポータルサイト)

引用元:異世界おじさん1話より

 「異世界おじさん」は、作者:殆ど死んでいるによるマンガ作品。WEBコミック配信サイト『Comicwalk(コミックウォーカー)』(KADOKAWA)にて2018年6月29日から連載を開始し、2021年6月16日より『WebComicアパンダ』に移籍して連載しています。略称は「いせおじ」。2021年6月時点で累計発行部数は150万部を突破しており、2021年6月18日、テレビアニメの製作が決定しました。放送時期は未定。放送が楽しみです。                        

 賞歴

  • 「次にくるマンガ大賞2019」 WEBマンガ部門 第8位
  • 「このマンガがすごい!2020」 オトコ編 第11位
  • 「BOOK☆WALKER大賞 2020」 準大賞

2,4話の感想(※ネタばれ無し)

 異世界へ行ったおじさんは、辛い経験の毎日でした。異世界では常にオークという魔物に勘違いされ、出会う人々から襲われるなど厳しい環境が続きました。そんな過酷な異世界で17年間も生き続けられたのは、ひとえにSEGAという存在があったからでした。

 SEGA。それはおじさんが異世界へ行く前、現実世界に存在した有名ゲームメーカーの名前です。代表的な家庭用ゲーム機『メガドライブ』、『セガサターン』などや人気ゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『サクラ大戦』、『シェンムー 一章 横須賀』などもあり人気は凄まじいほどでした。また、プリントシール機の元祖、『プリント倶楽部』を発売し、ゲームをしない層からも認知度が高かったです。当時のプリクラの人気も凄くあり、アミューズメント施設には必ずと言っていいほど置いてありました。その人気はTVや雑誌などでも取り上げられる程でした。美白機能やスマートフォンとの連携など、現在でも進化を続けています。

 おじさんはそんなSEGAのコアゲーマーでした。異世界から17年間ぶりに帰還した際にも、真っ先にSEGAについて尋ねるあたり筋金入りのSEGA愛を持っています。そんなおじさんが冒頭で手にしたのは、「セガサターンソフトのランキングの最終結果」が載ってる本です。それを真剣に語るおじさんと興味のないたかふみ。衝撃のランキング結果をみてからおじさんがとった行動も衝撃的で…

 異世界の話では、『メイベル』という少女が登場しました。少女は[氷の一族]の末裔であり彼女が持つ[凍神剣]を守護していました。おじさんは、とある村人から村の近くに、[魔炎竜]という伝説の竜が復活した事と、[凍神剣]でしか倒せない事を伝えられます。しかしメイベルの心の氷を解かさないと[凍神剣]の封印は解けないとの事。メイベルは氷に覆われた自室で閉じこもっている様子。傍らには[凍神剣]と思しき影があります。

 これはRPGゲームの王道、おつかいイベント(お使いクエスト)の流れですね。ゲーム的に解釈するなら

メイベルの願いを叶える→凍神剣を貰う→魔炎竜を倒す→みんな幸せ

 になるわけなんですが、おじさんはどう対応したのかが今回の話です。

 

面白いところ

 今回のテーマ「SEGAとRPG」についてです。話の大半は、SEGAに対するおじさんの想いがメインでした。今までもSEGA好きを伝えていたおじさんですが、今回は特にSEGAに対する想いが出ていたと思います。作中でも言っていましたが、17年間異世界で過ごし、帰還までの原動力になったわけですし世界で1番愛しているんじゃないかと思いますね。私も学生時代、ゲームにはまってた時は徹夜を何度もしてましたしその時のエネルギーは凄かったです。今はもう徹夜でゲーム出来ませんが。

 RPGのくだりについても、意外なことにおじさんがRPGが苦手だからあまりやらないということが発覚しました。つまり今後、RPGである「お約束」なイベントも斜め上あるいは斜め下の発想で解決していきそうな予感がします。また、おじさんの良いところに思いついたら即実行というテンポの良さがありますね。下手に引き伸ばさないから話もサクサク進みます。そしておじさんが異世界で強いことがより明確になる描写が良いです。異世界漫画なら主人公が強い事が当たり前なのかも知れませんが、基本コメディなので戦闘シーンが少ない為、どれ位強いのかが不明でした。今回、おじさんが活躍した事でおじさんの力がより明確になり今後の周囲の反応、目的や行動などこれから変化していきそうな感じがします。

 おじさんは、RPGでいうなら旅をしている冒険者とかの位置にいますが気づいていないだけで何かしら使命があるのかもしれませんね。もしかしたら今回の話はそのターニングポイントだったかもと予想してみます。当たるでしょうか?今回はここまで、では。

 

メイベル初登場。

可愛い。名前ありキャラは初なので、ヒロインとして今後登場するとおもいます。 

引用元:異世界おじさん4話より

 

3,作品情報

作品名異世界おじさん1巻
発売日2018年11月21日
漫画殆ど死んでいる(作者名)
出版社KADOKAWA
レーベルMFコミックス
収録内容1話~7話とおまけ、計8話分
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daikyukisangou
ダイユキ3号と申します。個人的に好きなことを発信しています。